THE RISING OF THE MOON「月の出の脱走」

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「まさに名作とは、かかる作品のことである。
 何度見ても飽きることがない。
 しかもジョン・フォードを語るに
 これを見ずしては語れまいとさえ申したい
 貴重な一編である」

 と語られている淀川長治氏が、アベイ劇場舞台俳優ばかりであること、
 題材が日本人に理解しにくい、オムニバスは当たらない、との
 判断で、
 「最後の一編のみを残し短編として公開したまことに残念な
 フォード作品である」とその口惜しさを公開時に表しています。

 「演出の美しさはずいしょにきらめき」
 「開幕の気ぜわしさと、脱走成功のその嬉しさのこうふんの
 さまがきびしくも美しい」

 ・・そうして、今度発売になったdvdを見れば、
 ジョン・フォードの最も美しい作品、
 と申すこともできません。


 平凡な言い方ですが、
 あらゆるジョン・フォードの作品こそ
 最も美しいと改めて思うからです

三原舞依選手

 

 

「・・どれほど美しく音楽が素晴らしい振り付けと結ばれるもの

 なのか、個々の要素が、一つの芸術となり得るのか。

 

 あらゆる要素とそのつなぎにも同じように注意を向けた

 バランスがそこにはありました。

 

   彼女は真に音楽を理解しているのです。」

 

 そう、1964年のオリンピック・メダリスト、 

 ディッビ・ウィルクスは

  三原舞依選手のことを

 先月のオータム・クラシック大会でコメントしていました。

 

 それを伝えるジャパン・タイムスのジャック・ギャラガーも

 こう記しています。

 

 「・・素晴らしく人を魅了するオーラを

  まとったスケーティング、

  それは書き表す事もできない程のものです」

 

 深く深く感動を与えてくれる三原舞依選手は

    21世紀のフィギュアスケート界にあって

 最高の選手、と思います。

 

 

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