「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」

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「私の南部に対する最初の印象の一部は実際、「風と共に去りぬ」に

 由来しているので、

 観客はその印象も持たれると思います。

 

  私たちの映画は南北戦争の映画に見られるような、

  コルセットに縛られた娘たちの諸場面によって編まれています。」

 

  ソフィア・コッポラの新作、カンヌで監督賞を受賞した

 「ビガイルド」は、南部のある一軒家のみを舞台にしています。

 

     「私はいつも物語を、あるムードとともに書き始めるのですが、

 今回は「ヴァージン・スーサイズ」を少し思い起こさせるものでした。

 

 その映画でパステルカラーの服を着た彼女たちは家に居続けなければ

 なりません。

 その服は何度も洗濯を繰り返し、色あせてしまっているのですが、それは

 彼女らが世界から切り離されているので、服をたくさん持っていない

 ことをも意味しています。

 

 そうした全ての感覚がその物語を語るための、

 あらゆる視覚的要素に結びつくのです」

 

「・・・私はこの作品 のあらゆる面を

 コントロールできたことを嬉しく思いますし、それは低予算だからこそ、

 できたことなのです。

 ・・にもかかわらず、映画を一から制作することが、

 いかに難しいのかを、いつも感じさせられることに驚いています。

 

 そして、それが常に私の最初の映画のように見える理由だと思います」

 

「私は(ドン・シーゲル版のリメイクではなく )女性たち相互のつながりと

 色々な出来事が彼女たちにどう影響していくのかという点に興味がありました。

 そしてあらゆる場面は全て彼女たちのそうした視点に基づいています。」

 

 「シャンタル・アケルマンは私に強い印象を残しました。

       どこで監督していても私は彼女から大きな影響を受けていると感じるのです」

 

 

 そう語るソフィア・コッポラの新作、これまでになく

 静かな「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」

    は、今までの中では最高の作品、

 と思えました。

 

 

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2018 年2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか