ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 The Post
「私たちの時代と、これ以上に深い関係性を持つ物語は
ないように思えたのです。
ですから私は、「歴史はどうして繰り返される
んだ?」と私自身に問いかけたのです。」
スピルバーグによる、世界を惑わす失われたアークのような
機密文書をめぐるワシントン・ポストの攻防
が描かれています。
「この作品を「リンカーン」「ブリッジ・オブ・スパイ」に続く
三部作とは考えていません。確かにそれらは政治スリラー
ではあるのですが、三部作と言うよりは、「リンカーン」と
より密接な関係を持つ作品だと思います」
恐竜の足音のように、
新聞社に響きを与える輪転機の運動、
巨人が少女と訪れた、英国女王のように
柔らかくも厳しい、メリル・ストリーブ演じる社長・・
「映画は政治的にも歴史的にも、
またファクト・チェックをめぐっても、
複雑に作ることができます。そしてどんな事実があったのかに
ついても、強烈な印象を映画は与えることもできます。
この観点から見ると、この作品は曇りのない作品であり、また
何が描かれているのか理解できないような作品では
ありません。」
「・・もし私が映画監督にならなかったら、良いジャーナリストに
なっていたと思います。私はジャーナリストのようなものに
なりたかったのかもしれません」