「悪女/AKUJO」 The Villainess
「私はいつも人々が私にこうしろ、と言ってくるのとは反対
のことをするのが好きなのです。
「例えばこうです、皆が女優さんはアクション映画に勧んで
出たりしないと言うのですが、
でも誰もそれを試してはいないのです。
ですから、私は自分のためにそれをしてみるべき時なのだ、
と思ったのです」
今年2月に公開され、
ジョン・ビンギル監督が、そうして
作り上げた「悪女/akujo」は
見たことのないようなアクションが
繰り広げられていました。
「私は女性の物語を見せたかったのです。
良い女性、同情すべき女性、
悪人にならなければならない女性 - 悪人。
彼女は殺す運命を負い、悪人になるのです。」
時に似通った複数の女性像が、見ているこちらを
混乱させもします。
「私は運命の暗闇を見せたいと思いました。
支配と権力の暗黒です。
それによって私は自分の方向性を定めたのです」
「暗黒面」が「悪女」の内外を覆いつくすままに、
バイク上とバス内等の殺陣が展開していました。
「オートバイやバスのシーンを含むシークエンスの大半は、
ほとんど加工していません。あなたが見たものは
実際に撮影場所で起こったことなのです」
「私は観客が、新鮮かつ新しい何かを見ていると
感じて頂ければ、と思っています。
私にとって「悪女/akujo」は作るのが最も困難な作品でしたが、
新しい経験も、もたらしてくれたのです。
ですから、私の経験の一部が観客にも感じていただける
ことを願っています。」