『砂の器』シネマ・コンサート2018
クライマックス、
コンサートの映る画面、その演奏を前にしての
オーケストラによるライブの音が会場に響きます。
今やおそらく存在しない東西日本の様々な風景、
その一つ、出雲にも反映する
その空間の多様にまつろう戦後の時間軸が
色濃く混ざり合い、
その「謎」とともに、あったはずの
様々な記憶が抹消されていった
その時代の有様の歴史を映画は
抱えているかのようでした。
今やそうした日本映画もまた
存在していないことをも感じさせられました。