「A GHOST STORY」
「 あなたには、この幽霊が
白いシーツをまとっているのではなく、
白いキャンバスのように見えてくるでしょう。
そしてあなたがそこに投影しようとするものから
映画そのものができていることに、
気づくことになるのです。」
「・・(そのような形で)観客がこの映画に与える個人的な視点は
それぞれに正しいものですから、
私はそうした読解には何ら躊躇うことはありません」
「あらゆる場面はその熱が冷める時まで撮影し続けられました。
そうすることで、イメージは一定の質が保たれた
推進力を持って運動し始めるのです」
デヴィッド・ローリーがそう語る新作「A GHOST STORY」は、
ある男性が幽霊となった日々を描いていました。
今年のもっとも美しい映画の一つでした。